2024年6月13日
須藤シェフのインタビュー記事を公開しました!
須藤シェフ(Kamanova公認シェフ)
イタリア料理4年、日本料理10年超
調理師免許、河豚処理登録者証、食生活アドバイザー3級
日本料理・イタリア料理のジャンルを得意としており、2つをかけ合わせた【和伊折衷】や普段から馴染みのあるプロ仕様の家庭料理も対応可能です。また、コンセプトとしてただ“美味しい”料理を提供するだけでなく、食べた方の何かの“きっかけ”になれるような料理(食卓)を目指します!
<自身について> 料理人になろうと決めたきっかけを教えてください
実家は料理屋ではありませんが、小学生の頃から料理の映像や番組が大好きでした。中学生の時には自分で料理をしてみて、テレビ番組を見ながら料理を作り、家族に提供して喜ばれることが多かったです。この経験が料理への情熱を育て、中学校を卒業する頃には、料理の世界に進むことを決めていました。
しかし、プロの世界に入ってからは、労働時間や環境、パワハラが常態化していて、自分自身も経験しました。好きだった料理を続けられるかどうかまで悩みました。でも、中学時代に海外に行きたいとも考えており、18歳以降、22歳の時に海外に行った際、4か月以上料理をしない時期がありました。その時、無性に料理がしたくなり、やはり料理は自分の人生に欠かせないものだと再確認しました。
専門にしている料理のジャンルを教えてください
和食とイタリアンを専門にしています。
和食とイタリアンというと一見はなれているように思えますが、それぞれの経験が活きることもあるのですか?
はい、両方の経験を積んで本当に良かったと感じています。味付けの仕方や食材の扱い方が異なるため、料理の幅を広げることができました。どちらも素材を生かす料理ジャンルなので、Kamanovaでも最大限に活かしてお届けしたいと思っています。 料理について心掛けていること、大切にしていることは何ですか
食べる人のことを一番にイメージしています。食べるシーンや食べるときの表情を想像しながら、喜んでもらえそうな料理を作ることを心掛けています。口に入れた時の触感や食べやすさに応じて食材を使い分け、自分が食べて本当に美味しいと感じるものしか出しません。また、食材の鮮度を見極めることも大切にしています。例えば、肉の脂身と赤身のバランスを見極めることなどです。同じ食材でも、その時々の最高の状態を提供することに全力を尽くしています。
<Kamanovaでの活動>
Kamanovaでの活動は作り置きが中心ですが、どんな工夫をされていますか?
日持ちについては、水分を極力控えることにより品質を保つ工夫をしています。味付けもつけすぎず、配送中に味が浸透するようにしています。また、温めて食べることを計算しながら調理しています。お客様がご自宅で温め直しても、出来立ての美味しさを感じられるように心掛けています。
料理が食べきれなかったり、残ってしまった場合、どんな工夫をするといいですか?
煮物であれば、少し煮直す際に少し水を加えて3-5分ことこと煮込むと、少し経っても美味しく食べられます。また、焼き物などはオーブンで再加熱することで、風味を取り戻すことができます。ちょっとした工夫で、再び美味しくいただけるようになります。
シェフにとってKamanovaの良さはどのようなところだと思いますか?
一回の調理でより多くの人に料理を届けられることです。特に、自分の行動範囲以外の人にも料理を届けられる点が良いと思います。Kamanovaを通じて、もっと多くの人に自分の料理を楽しんでもらえることが嬉しいです。
<シェフに聞く!いつもの食事のアップデート術>
最近は食材が高騰していますが、上手に節約するコツはありますか?
肉などに加え、安くてボリュームのある食材(もやし、厚揚げなど)も使用することです。これにより、栄養バランスを保ちながらコストを抑えることができます。賢く食材を選ぶことで、美味しくて満足度の高い食事を作ることができます。
ご家庭での調理時に時短や省力するコツを教えてください
圧力鍋などの家電やアイデア調理グッズを有効活用することです。例えば、圧力鍋を使うことで煮込み料理が短時間で完成し、忙しい日でも美味しい料理を提供できます。
盛り付け綺麗にするには、どんなことに注意するといいですか?
例えば、器の色や形状を変えてみること、食事ごとにまとめて盛り付けること、ゴマやネギなどの添え物をうまく活用することです。少しの工夫で、料理が一段と美味しそうに見えるようになります。
おすすめの食材や製品を教えてください
オリーブ油をスプレーで使うと量の調整がしやすく、下に垂れることもないので、食材と絡めやすいです。健康にも良く、さまざまな料理に使えるので重宝しています。